漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年を振り返って。

2018年が終わろうとしています。 今年もいろいろありました。いまの気持の備忘として、今年の重大な事件を、10個ほど書き留めておこうと思います。重大と10大を掛けているわけですね、ああくだらない。 1 税理士登録、税理士法人「水無瀬野」設立、同法人役…

年末駆け込み記事。島本町 ふるさと納税赤字 全国6位、COWBOY BEBOP劇場版放送、spotify 登録…

年末の駆け込み需要というものがあるように、ブログの年末駆け込み記事というのもあっていいはず。というか、書いちゃいます。島本町 ふるさと納税赤字 全国6位、COWBOY BEBOP劇場版放送、spotify 登録…

『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、桜庭一樹先生紹介文。

桜庭一樹先生の『ライ麦畑でつかまえて』紹介文(朝日新聞 古典百名山 46)。このアメリカ文学の古典、最後のセンテンスの意味に桜庭先生は驚愕されたそうです。

あなた、税理士に対してハードル低くなってない?

「あなた、医者に対してハードル低くなってない?」 どきり。みなさん、これ、「医者」を「税理士」にしたらどう思います?

H31年度与党税制改正大綱、税理士会による評価。(日本税理士会連合会会長 神津 信一)

H31年度与党税制改正大綱、日本税理士会連合会の評価・回答として、同会会長である神津 信一先生のコメントが発表されました。このコメント、ネット上に挙げられていますが、前回記事と同じ『税理士界』第1371号(日本税理士会連合会発行 H30 12/15号)にも…

「ふるさと納税」一考察(『税理士界』第1371号 (日本税理士会連合会発行 H30 12/15号))

昨日までは『近畿税理士会』でしたが、今日は『税理士界』です。こちらは全国紙。日本税理士会連合会が発行する業界紙です。 こちらの「源流」に、ふるさと納税についての震源があったので、備忘として引いておきます。冒頭、ちょっと信じられない内容です。…

(TAINS)保険解約返戻金の経理処理について隠蔽・仮装があったと判断した非公開裁決

『近畿税理士会』TAINS紹介記事です。法人保険、といえば、今年はこれが大流行しましたね。プラチナフェニックス、いつまで大丈夫なんですか、これ?

TAINS インフォメーション。

先日の記事でも『近畿税理士会』の記事を引きましたが、この業界誌には、毎号TAINSの注目裁決が紹介されています。 (『近畿税理士会』 第653号 平成30年9/10) 今月のインフォメーションは、譲渡時に無償返還届出を有効と認めた非公開裁決をご紹介します。 …

京都 三条六角の夜。

某取引先様にご紹介いただいた忘年会、今年はこんな感じでした。2018年といえばこれですよね。

「租税回避を認定し、これを否認する「打ち出の小槌」はない」(村井正先生)(『近畿税理士会』 第653号 平成30年9/10)

前回に引き続き、『近畿税理士会』記事から。税理士研修(村井正先生講義)の報告記事です。

「制度」という名のコンセプト(北田全基先生)(『近畿税理士会』主潮 第654号 平成30年10/10)

申告納税制度について、『近畿税理士会』の過去記事から。興味深い記事があったので引いておきます。

大阪城公園のたこ焼き店「1.3億円脱税」 経営者に有罪判決(大阪地裁)

夏に報道されたこの大阪城公園のたこ焼き店の脱税記事ですが、進展がありました。 この店主、確定申告自体していなかったんですよね。 今回の大阪地裁では、経営者有罪で判決が出ました。 有罪となることは想定通りでしょう。気になるのは量刑です。 1億円…

追悼 ベルナルド・ベルトルッチ監督(四方田犬彦、東京新聞 12/11)

東京新聞に掲載された、四方田犬彦先生によるベルトルッチの追悼文。先日の浅田彰先生の文章と比べてみると興味深いです。

H29年度の内部留保は過去最高「446兆円」。(朝日新聞 経済気象台 11/14)

内部留保課税についての軽いコラムを目にしました。もちろん、内部留保は積極的にすべき経営判断だとは思いませんが、つねに批判すべきことだとも考えていません。

保守とリベラル。加藤典洋先生、井上達夫先生インタビュー。

新聞のスクラップ整理の続き。 編集部の「対立軸として語られてきた保守とリベラルが、ねじれてわかりにくくなってきているようにも見える」ということば、まったくそのとおりだと思います。 この2者の寄稿、というか並列インタビュー記事、両者とも立場が鮮…

読書で生まれる時空越えた共鳴/『道の向こうの道』森内俊雄

部屋の整理を続けています。 新聞のスクラップを整理していたら、いずれ読みたいと思った書評が出てきました。 読書で生まれる時空越えた共鳴 『道の向こうの道』森内俊雄 1950年代後半に著者が過ごした大学生の時期を、自伝的に綴ったこの連作小説集は、読…

事業承継税制の解釈と活用の実務(植田卓先生)(『近畿税理士会』 第656号 平成30年12/10)

「税理士」記事。 前回のこのカテゴリーの記事の続きで、「近畿税理士会」の記事です。 税理士対象の、事業承継についての研修の報告記事です。 講師は植田卓先生。 全国統一研修会④ 事業承継税制の解釈と活用の実務複雑な事業承継税制を読み解く 10月4日か…

呉座勇一 × 百田直樹『日本国紀』。「知的」とは、自分の認識の限界を知っていること。

作家 百田直樹氏。不勉強にして氏の著作には明るくありません。ただ、もろもろの発言、スタンスから、わたしとは異なる立場の方だな、と考えておりました。 日本国紀 作者: 百田尚樹 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/11/12 メディア: 単行本 この商品…

高等学校における租税教室講師養成会議(『近畿税理士会』 第656号 平成30年12/10)

「租税教室」というものをご存知ですか。税理士が小中高の学校などで納税の必要性などを講義する授業です。 今回の記事は、近畿税理士会が行う、そのための講師の養成講座のレポートです。 高等学校における租税教室講師養成会議事前準備が大切 10月9日、近…

ワインにおける「マリアージュ」とは? 口内調味との異同の可能性。

ワインが好きです。 といっても、好んでワインを飲むようになってから、まだ1年も経っていません。でも、今では飲むお酒はほぼ100%ワインだけです。こんなにワインを好むようになったのにはいくつか理由があるのですが、きっかけとなったのはこの本。 医者…

国税局、初の追徴課税 海外ゲーム業者 消費税申告漏れ?

「申告漏れ?」の記事です。ただでさえ複雑な税法である消費税法。海外取引、しかも「B to C」案件となれば、もろもろの判定は慎重に行わなければなりません。 スマホ向けゲームアプリ、海外配信業者に初の消費税課税(朝日新聞 12月5日) スマートフォン向…

2018年の映画。『未来のミライ』、そして「One Cut of The Dead」!

この季節になると、どうしても一年を振り返りたくなります。 今年は大きく動いた年で、うれしいことも、悲しいこともありました。今日は、ふと目にしたこの新聞記事に触発されて、備忘録代わりに映画のことを書いておきましょう。 わたしのシネマ大賞2018 (…

税金「天国」な極楽島美術館。 税理士フジタ(2) 

税理士フジタ 2回めです。「極楽島美術館」、税理士として紹介したい話でした。あ、タックス・ヘイヴンが「Tax Haven」であって、「Tax Heaven」・「税金天国」でないことは重々承知しておりますよ、一応、税理士ですから。

行動経済学って…

実は前から長いこと疑問に感じていました。 行動経済学って、どこまで信頼していいのかな、と。 文学や哲学、芸術学が人文(科)学とするなら、経済学、社会学は社会科学。いまのところ、行動経済学は行動経済学は社会科学の最先端と考えられてますが、これ…

なぜ、美術品が隠し財産として利用されるのか? (税理士フジタ(1))

『ギャラリーフェイク』シリーズ。今回は「文化系」と「税理士」が交わる記事です。なぜ、美術品が隠し財産として利用されるのか? フジタは税理士と間違われたこともあります。

住宅ローン控除、5年延長にならず。(H31 税制改正(6))

まさか住宅ローン控除の延長は5年でなく3年にとどまるとは。 しかも、11年目以降の3年間は、控除額の計算が複雑になりそうです。 住宅ローン減税期間を3年延長へ 消費増税対策で(朝日新聞 2018年12月5日) 来年10月の消費増税の対策として、政府・与党は…

丸源ビル経営者、懲役4年の実刑 法人税10.6億円脱税(朝日新聞 11/20)

また脱税記事です。アンテナを張って新聞を読んでいると、「申告漏れ?」記事や「脱税」記事がたくさん掲載されていることに気づきます。 この「申告漏れ?」と「脱税」記事の境界線は微妙なものも多く、「申告漏れ」という表現は脱税をごまかした表現ではな…

タモリ倶楽部「坊主バンド」/MONDO GROSSO『The European Expedition』

タモリ倶楽部「僧侶バンド」の回をみて、「お経」を巧みにサンプリングしてグルーヴを生み出しているバンドを思い出しました。90年代の京都の思い出でもあります。

「仮想通貨」は「暗号資産」に。/泉佐野市は不服従。(朝日新聞 11/27 から)

新聞ネタが続きます。今日は小ネタ2本。小さい記事に関して気になった、小さなことについてです。仮想通貨の呼称変更と、ふるさと納税に関する泉佐野市長の総務省への対抗姿勢について。

税理士が政策担当秘書の有資格者に(税理士界 第1370号から)

政策担当秘書。 不勉強なために初めて耳にした言葉ですが、俗にいう政治家の「公設秘書」のこと、らしいです。なんでも、税理士にもこの公設秘書への道が開かれたようで…… 先日の「税理士界 第1370号」の続きです。 「源流」 税理士が政策担当秘書の有資格者…