漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

四方田犬彦

折々のことば、続きます。 ファシズムにおいて禁じられているのは反ファシズムの発言などではなく、沈黙なのだ。 四方田犬彦 朝日新聞 「折々のことば」(1476) ファシズムは「人に沈黙を強いる制度」のように言われるが、実は逆で、誰もが同じことを同じよ…

30年前の四方田先生によるヌーヴェル・ヴァーグ評、最後。-Aftermath(4)

四方田犬彦先生による、30年前のヌーヴェル・ヴァーグについてのエッセイ、最後です。 総括的な内容です。 ユリイカ1989年12月臨時増刊 総特集ヌーヴェル・ヴァーグ30年 出版社/メーカー: 青土社 メディア: ムック 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブ…

ヌーヴェル・ヴァーグとヌーヴォー・ロマン(アンチ・ロマン)、そのねじれの位置-Aftermath (3)

前回、前々回に続く、四方田先生によるヌーヴェル・ヴァーグ評。 今回はヌーヴェル・ヴァーグの文化史的な位置づけ、特にフランス文学界との関係について、です。 Ⅲ ヌーヴェル・ヴァーグ、ニュー・ウェイヴ、シネマ・ノーヴア、ノイエ・ヴェーレ、新浪潮………

アラン・ドロンと「ヌーヴェル・ヴァーグ」という違和感 Aftermath(2)

四方田犬彦先生による、Nouvelle Vague(というより、ほとんどゴダール)の余波(Aftermath)について、前回の続き。 出典は30年前のこのムックです。 ユリイカ1989年12月臨時増刊 総特集ヌーヴェル・ヴァーグ30年 出版社/メーカー: 青土社 メディア: ムック…

「ヌーヴェル・ヴァーグ」の余波 -Aftermath(四方田犬彦先生)(1)

また発掘しました。 30年前の『ユリイカ』増刊号、特集「ヌーヴェル・ヴァーグ30年」。 若き四方田犬彦先生のヌーヴェル・ヴァーグ(というかゴダール)への想いを感じよ。

(四方田犬彦先生)若き映画批評家への手紙。

こんにちは。 文化系税理士の佐藤です。 なんとか確定申告をなんとか乗り越え、年度末ということで部屋の掃除をしていたら、こんな本が出てきました。なつかしい。 映画の見方が変わる本 (別冊 宝島) 作者: 宝島社 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 1989/10 …

追悼 ベルナルド・ベルトルッチ監督(四方田犬彦、東京新聞 12/11)

東京新聞に掲載された、四方田犬彦先生によるベルトルッチの追悼文。先日の浅田彰先生の文章と比べてみると興味深いです。

旅先から絵葉書を送る、ということ。(四方田犬彦、『人、中年に到る』)

人はなぜ絵葉書を書くのか。敬愛する四方田犬彦先生の著作から。