漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

映画

ドキュメンタリー、『ようこそ映画音響の世界へ』。 ー音響史と、「女性」映画技術史のフィルム。

ミニシアター系のドキュメンタリー。 これ、観たいなあ。 学生の頃なら、自転車に乗って気軽に行けたもんですが。。。 (評・映画)「ようこそ映画音響の世界へ」 ハリウッドの音、歴史と秘話 (朝日新聞 8/28) 映画の音響技術についてのドキュメンタリー。…

『議事堂を梱包する』という映画を思い出しました。

現代美術家のクリスト氏が亡くなりました。 現代美術家のクリスト氏死去 建造物や自然を布で包む朝日新聞 2020年6月1日 歴史的建造物などをまるごと布で包む表現で知られる現代美術家のクリスト氏が31日、ニューヨークの自宅で死去した。84歳だった。死因は…

【2019(初夏)東京行④】バローロ、シラーズ、フロンサックの旅。(神田・御茶ノ水)

東京行、4回目です。 今回は神田と御茶ノ水という文化的な街です。 さて、祖母の家を出て、神田、神保町にやってきました。 目的地は学士会館。 ここのレストランかカフェで、旧友とランチの約束です。 どちらにするかは当日決めることになっていましたが、…

30年前の四方田先生によるヌーヴェル・ヴァーグ評、最後。-Aftermath(4)

四方田犬彦先生による、30年前のヌーヴェル・ヴァーグについてのエッセイ、最後です。 総括的な内容です。 ユリイカ1989年12月臨時増刊 総特集ヌーヴェル・ヴァーグ30年 出版社/メーカー: 青土社 メディア: ムック 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブ…

ヌーヴェル・ヴァーグとヌーヴォー・ロマン(アンチ・ロマン)、そのねじれの位置-Aftermath (3)

前回、前々回に続く、四方田先生によるヌーヴェル・ヴァーグ評。 今回はヌーヴェル・ヴァーグの文化史的な位置づけ、特にフランス文学界との関係について、です。 Ⅲ ヌーヴェル・ヴァーグ、ニュー・ウェイヴ、シネマ・ノーヴア、ノイエ・ヴェーレ、新浪潮………

アラン・ドロンと「ヌーヴェル・ヴァーグ」という違和感 Aftermath(2)

四方田犬彦先生による、Nouvelle Vague(というより、ほとんどゴダール)の余波(Aftermath)について、前回の続き。 出典は30年前のこのムックです。 ユリイカ1989年12月臨時増刊 総特集ヌーヴェル・ヴァーグ30年 出版社/メーカー: 青土社 メディア: ムック…

「ヌーヴェル・ヴァーグ」の余波 -Aftermath(四方田犬彦先生)(1)

また発掘しました。 30年前の『ユリイカ』増刊号、特集「ヌーヴェル・ヴァーグ30年」。 若き四方田犬彦先生のヌーヴェル・ヴァーグ(というかゴダール)への想いを感じよ。

(四方田犬彦先生)若き映画批評家への手紙。

こんにちは。 文化系税理士の佐藤です。 なんとか確定申告をなんとか乗り越え、年度末ということで部屋の掃除をしていたら、こんな本が出てきました。なつかしい。 映画の見方が変わる本 (別冊 宝島) 作者: 宝島社 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 1989/10 …

『転がる魂 内田裕也』(2) 「監督、『遺言』ってタイトルだけは勘弁して。」

昨日の続きです。 フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』で放送されたこの作品から、内田裕也氏の言葉を引いていきます。 音楽に出会ったのは中学の頃。エルヴィスに出会ったのね。ジョン・レノンと同じですよ。……何と表現したらいいか…

『転がる魂 内田裕也』(1)(フジテレビ ドキュメンタリー枠『ザ・ノンフィクション』)

その存在を去年の夏に耳にしてから、ずっと観たかったこのドキュメンタリー、やっとじっくり観ることができました。内田裕也氏を崔洋一監督が1年間密着して撮り上げたドキュメンタリー。絶対おもしろい作品に決まってるじゃないですか。

年末駆け込み記事。島本町 ふるさと納税赤字 全国6位、COWBOY BEBOP劇場版放送、spotify 登録…

年末の駆け込み需要というものがあるように、ブログの年末駆け込み記事というのもあっていいはず。というか、書いちゃいます。島本町 ふるさと納税赤字 全国6位、COWBOY BEBOP劇場版放送、spotify 登録…

追悼 ベルナルド・ベルトルッチ監督(四方田犬彦、東京新聞 12/11)

東京新聞に掲載された、四方田犬彦先生によるベルトルッチの追悼文。先日の浅田彰先生の文章と比べてみると興味深いです。

2018年の映画。『未来のミライ』、そして「One Cut of The Dead」!

この季節になると、どうしても一年を振り返りたくなります。 今年は大きく動いた年で、うれしいことも、悲しいこともありました。今日は、ふと目にしたこの新聞記事に触発されて、備忘録代わりに映画のことを書いておきましょう。 わたしのシネマ大賞2018 (…

映画のラスト・エンペラー ベルトルッチ監督を悼む「前衛の後で、なおかくも」 浅田彰(朝日新聞 11/30から)

イタリアの映画監督、ベルトルッチ監督が亡くなりました。朝日新聞に掲載された浅田彰先生の追悼文です。固有名詞の洪水。いまの若い人々、ついてこれてますか?