漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

思想・哲学

忙中閑あり、忙しいときこそBTTB(Back to the Basic)。

忙中閑あり、雑感あれこれ。 いつのまにか、ヌルっと繁忙期に突入しました。 おかげさまで例年以上に忙しいものの、新製品の導入によりスムーズに作業は進んでいるようです。 今日はひとまず仕事とは別の、文化的な話を。 ここ数年、訃報が続きます。 村上PO…

嫉妬するわたしは四度苦しむ。(ロラン・バルト)

備忘として。 嫉妬するわたしは四度苦しむ。(ロラン・バルト)」 嫉妬している人は、① 自分が排除されたことに苦しみ、② 自分が嫉妬という攻撃的な感情に囚われていることに苦しみ、③ その感情が愛する人を傷つけることに苦しみ、④ そして自分がそういう凡…

襤褸(ぼろ)に包まれてはいても、徳はやはり徳である。

また、おもしろいところを引いてきますね、鷲田先生。 この「襤褸」って読めますか? わたしがこの熟語を知ったのは芥川龍之介だったと思います。 えーと、『羅生門』? 襤褸(ぼろ)に包まれてはいても、徳はやはり徳である。 (デイヴィッド・ヒューム) …

一生に一度は、すべてを根こそぎくつがえし、最初の土台から新たにはじめなくてはならない(デカルト)

「哲学書を読みたいんだけど、1冊読むなら何がいい?」 と聞かれたら、わたしは迷わずデカルトを薦めます。具体的には、『方法叙説』か『省察』かなあ。あ、モンテーニュとか、マルクス・アウレリウスの『自省録』もいいかも。 一生に一度は、すべてを根こ…

根本的な新しさはひとつしかない。(ベンヤミン)

備忘です。 鷲田先生はたまにこういうドキッとするのをねじ込んでくるから油断できません。 これ、朝日の第一面ですよ。 根本的な新しさはひとつしかない。そしてそれはつねに同じ新しさである。すなわち死。 (ヴァルター・ベンヤミン) 【朝日新聞】鷲田清…

ラ・ロシュフーコー「智は心のだまし討ち」。―朝日新聞、鷲田先生の折々の言葉から。

ラ・ロシュフーコー、派手さはありませんが、いま読むといいですよ。 ニーチェの元ネタでもある思想家です。