漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

文化系

岡田斗司夫ショック。 ー読書メモ 2023年 1/4半期(4)

遅ればせながら、ラジオ文化にはまっています。 きっかけはサンドウィッチマンの「東北魂」。 深夜に一人で孤独に仕事をしながら、大好きなサンドウィッチマンに救ってもらいました。それからそのまま「ザ・ラジオショーサタデー」を聴き続け、江頭2:50…

ベストセラー3冊。 ー読書メモ 2023年 1/4半期(3)

読んだ本の備忘録の続き。 ベストセラーは、ベストセラーである、ということに意味があります。 内容云々とは別に、なぜその本がベストセラーになっているかを考えながら読むと勉強になります。 ドンキにはなぜペンギンがいるのか (集英社新書) 作者:谷頭 和…

「見た目が9割」3部作。 ー読書メモ 2023年 1/4半期(2)

読書メモの続き。 ベストセラーも、できるだけ目を通しておこう。 最近はそう思うようになって、とりあえず、特に仕事に関係がありそうなものはなるべく買うようにしている。 フリマアプリでこの3冊がセットで売られていたので購入。 人は見た目が9割(新潮…

橘玲の衝撃。 ー読書メモ 2023年 1/4半期(1)

みなさんこんにちは。 今年のGWは、政府の公式見解では対コロナ対策も一段落して、 コロナ前の活発なレジャー期間に戻りつつあります。 なんでも、大きい会社では9日連休になるとか。 しかし、3月決算、5月申告の顧問先も多いなか、 税理士としてそんなに…

忙中閑あり、忙しいときこそBTTB(Back to the Basic)。

忙中閑あり、雑感あれこれ。 いつのまにか、ヌルっと繁忙期に突入しました。 おかげさまで例年以上に忙しいものの、新製品の導入によりスムーズに作業は進んでいるようです。 今日はひとまず仕事とは別の、文化的な話を。 ここ数年、訃報が続きます。 村上PO…

『オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より』、岡田斗司夫 FREEex、幻冬舎新書、2012年

備忘録。 最近、岡田斗司夫さんにハマっています。 オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書) 作者:岡田 斗司夫 FREEex 幻冬舎 Amazon 岡田さんは、悩みのるつぼの回答にあたり、次の思考ツールを使っていたとか。 1 分析 2 仕…

GWはマンガを読もう。

みなさま、ごぶさたしております。 カレンダーのままの連休を楽しんでいる佐藤です。 今年のGWは、有休とか使うと10連休になるとか。 ………へー、いいですね。でも、そんなに休んじゃったら仕事の勘とか鈍りませんか? わたしは3日連続で休めれば十分ですよ。…

確定申告シーズン、終わりました。

ご報告、遅くなりましたが、 今年も、無事! 確定申告のハイシーズンを終えることができました。 今年の確定申告シーズンは本当に辛かった…。 ここだけの話、何度か心が折れそうになりました。 今年はご縁があって新規のお客様がとても多く、最後の最後まで…

嫉妬するわたしは四度苦しむ。(ロラン・バルト)

備忘として。 嫉妬するわたしは四度苦しむ。(ロラン・バルト)」 嫉妬している人は、① 自分が排除されたことに苦しみ、② 自分が嫉妬という攻撃的な感情に囚われていることに苦しみ、③ その感情が愛する人を傷つけることに苦しみ、④ そして自分がそういう凡…

奈良県立美術館「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」

これ、ホント行きたいんだけどなあ……やっぱり無理そうです。 このイベントを知ったのは朝日新聞の記事。 探したけど、ネットには上がってないみたいですね。 ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡 日常生活そのものを芸術化 産業革命を背景に発…

経済学とは、「希少性の処理」をめぐる研究である。(佐伯啓思)

12月26日の朝日新聞の記事から。 佐伯啓思先生のこの連載、好きなんです。 「朝日新聞がわたしに連載を任せるなんて」と、たしか連載開始の時にご本人が書かれてました。そうだよね、この両者は思想的に違う方向をみているように感じていました。そのギャッ…

「誠治はいい子です」 亀田誠治師匠をつくった母の愛。(朝日新聞 一語一会)

「師匠」こと亀田誠治さん、大好きです。 プロデューサーとしても、ベーシストとしても。 まさに「名プロデューサー=名ベーシスト」説の好例ですよね。 【一語一会】肯定に包まれ 自身で考える (音楽プロデューサー 亀田誠治) ■ 誠治はいい子です 数々の…

La nuit porte conseil. (夜は忠告をもたらす)(朝日新聞 折々のことば)

これ、よく言われることですよね。 (朝日新聞 折々のことば 鷲田清一 1939) La nuit porte conseil.(夜は忠告をもたらす) フランスのことわざ 田辺貞之助編『フランス故事ことわざ辞典』によれば、「何か重大な決定をするときには、すぐにきめずに、一晩…

ドキュメンタリー、『ようこそ映画音響の世界へ』。 ー音響史と、「女性」映画技術史のフィルム。

ミニシアター系のドキュメンタリー。 これ、観たいなあ。 学生の頃なら、自転車に乗って気軽に行けたもんですが。。。 (評・映画)「ようこそ映画音響の世界へ」 ハリウッドの音、歴史と秘話 (朝日新聞 8/28) 映画の音響技術についてのドキュメンタリー。…

(朝日新聞 経済気象台 8/27)「ピンとこない歴代最長政権」

安倍総理が、体調不良を理由に辞任の意向を明らかにしました。 こうなると、手の平を返して安倍総理についてこれまでと異なる意見を言い始めたり、批判していた人が口をつぐみ始めることがあります。 辞任の発表の一日前の朝日新聞「経済気象台」から。 「第…

都市伝説ではなかった! ーヨセミテ・ロード「スペシャル・セレクション」ピノ・ノワール(セブン&アイ)。

いや、噂は耳にしてましたよ。 ヨセミテ「金」にピノ・ノワールが増えたって。 これ、確か去年の2019年の夏~秋くらいに知ったんですよ。 で、すごく期待してました。 ヨセミテ・ロード、特に「ヨセミテ金」のコストパフォーマンスには圧倒されてましたから…

採用面接でヤバい人を見抜くには、「客観的自己認識」と「組織内位置認識」に関する質問が効く、らしいです。

興味深い記事に出会いました。 この記事でいう「ヤバい人」というのは、「自分が見えてない人」、自分を客観的に見れない人のことで、これは「成長できない人」「組織の中でうまくやっていけない人」というわたしの認識とも一致します。 こういう人をあぶり…

教養って、行き詰まっているときに、どこか思わぬ方角から、光が差し込んでくる、その光の源だと思う。

朝日新聞「折々のことば」8/16。 教養って、行き詰まっているときに、どこか思わぬ方角から、光が差し込んでくる、その光の源だと思う。 (内藤正典) 日々の手料理の技に惹(ひ)かれ、このイスラム地域研究者のツイッターを時々見るが、8月5日にこの言葉…

「everybody to count for one, nobody for more than one」

朝日新聞「折々のことば」(8/15)から。 うん、たしかに「簡潔でクールな表現」です。 everybody to count for one, nobody for more than one 「ベンサムの金言」 「だれでも一人として数え、だれも一人以上に数えてはならない」。英国の思想家、ジョン・…

テレビ番組の山場CM、規制しませんか?

このコロナ禍で、多くの方が自宅にいる機会が多くなったことでしょう。 いい機会ですので、ずっと前から考えていたことを言わせてください。 テレビ番組の山場のCM、あれ、どうにかなりませんか? 天宮詩織さんの言う通り。 電波の城(1) (ビッグコミック…

半沢直樹がホモソーシャル? そんなの当たり前じゃないですか。

『半沢直樹』が「ホモソーシャル」で、視聴者をバカにするレベルの「大げさな演出」で、「女性蔑視」な世界だって? そんなの、当たり前じゃないですか。

『議事堂を梱包する』という映画を思い出しました。

現代美術家のクリスト氏が亡くなりました。 現代美術家のクリスト氏死去 建造物や自然を布で包む朝日新聞 2020年6月1日 歴史的建造物などをまるごと布で包む表現で知られる現代美術家のクリスト氏が31日、ニューヨークの自宅で死去した。84歳だった。死因は…

小説を読む、ということ。『卵をめぐる祖父の戦争』(デイヴィッド・ベニオフ)

友人に薦められて、久しぶりに小説を読みました。 ……いやあ、参ったなあ。ノックアウトされました。 専門書、ビジネス書、その他仕事上で幾多の文章に触れているつもりですが、文芸、小説は全然読む機会がありません。 村上春樹の小説、たしか『ねじまき鳥ク…

明日すぐに商標権を申請しろ! しないなら俺がするぞ! 「誇り高き悪魔 ジーン・シモンズ」

これまで生きてきて、KISSは聞いたことありませんし、興味もありませんでした。 このバンドについて知ってることといえば、聖飢魔IIの元ネタということ、ビジュアルはあんなんでも演奏技術はしっかりしているハードロック・バンドで、だからこそいつまでも根…

女性医師と、左官職人の若手育成(NHK・ひとモノガタリ)

ドキュメンタリーが好きです。 有名な「プロフェッショナル」や「情熱大陸」も好きですが、 あんな劇的な演出のものでなく、もっと淡々としたものもよく見ます。 というか、どちらかというとそういう地味な方が好きです。 どちらも再放送のようですが、2つ…

「願はくは 花の下にて 春死なむ」(西行法師、紗倉まな)

紗倉まなさんの『春、死なん』。 元ネタは西行法師の「願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ」です。この西行法師の歌、今年は、多くの日本人にどう響いたのでしょうか。 あと、朝日新聞に対する苦言をいくつか

【朝日新聞・経済気象台】入試問題と著作権 (4/10)

入試問題の著作権問題……懐かしいテーマです。 わたしも一時、この問題に頭を悩ませた時期がありました。 といっても、わたしは予備校で予想問題を作る側でしたが。 【朝日新聞・経済気象台】入試問題と著作権 (2020年4月10日) 今年もいくつかの大学で自分…

襤褸(ぼろ)に包まれてはいても、徳はやはり徳である。

また、おもしろいところを引いてきますね、鷲田先生。 この「襤褸」って読めますか? わたしがこの熟語を知ったのは芥川龍之介だったと思います。 えーと、『羅生門』? 襤褸(ぼろ)に包まれてはいても、徳はやはり徳である。 (デイヴィッド・ヒューム) …

一生に一度は、すべてを根こそぎくつがえし、最初の土台から新たにはじめなくてはならない(デカルト)

「哲学書を読みたいんだけど、1冊読むなら何がいい?」 と聞かれたら、わたしは迷わずデカルトを薦めます。具体的には、『方法叙説』か『省察』かなあ。あ、モンテーニュとか、マルクス・アウレリウスの『自省録』もいいかも。 一生に一度は、すべてを根こ…

根本的な新しさはひとつしかない。(ベンヤミン)

備忘です。 鷲田先生はたまにこういうドキッとするのをねじ込んでくるから油断できません。 これ、朝日の第一面ですよ。 根本的な新しさはひとつしかない。そしてそれはつねに同じ新しさである。すなわち死。 (ヴァルター・ベンヤミン) 【朝日新聞】鷲田清…