読書メモの続き。
ベストセラーも、できるだけ目を通しておこう。
最近はそう思うようになって、とりあえず、特に仕事に関係がありそうなものはなるべく買うようにしている。
フリマアプリでこの3冊がセットで売られていたので購入。
挑戦的なタイトルで関心を引いて、とりあえず手にとってもらってからが勝負、というのがこういう新書のスタイルだ。このシリーズもその傾向のとおりで、読んでみると中身はタイトルほどの過激さはない。
要は「非言語コミュニケーション」の重要性を繰り返し説いている本。
わたしも普段考えていることであり、共感できた。
というより、人と会うことが日常的な仕事に就いている人間ならば、直感的に理解していることだろう。その辺りに、本書のベストセラーの理由がある。
1冊目と2冊目はするするっと楽しく読めたが、3冊めの『「超」実践編』は、言葉は悪いが「出涸らし感」が強かった。文庫本なので単行本刊行時のクレジットがないので詳細はわからないが、これ、週刊誌などの連載エッセイの寄せ集めでは。
観阿弥・世阿弥の「我見の見・離見の見」や、「一人の老人が死ぬことは、一つの図書館がなくなるのと同じだ」というアフリカの諺などなど、非言語コミュニケーションの小ネタは知識として勉強になった。
次へ進みます。