漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

『教師のためのお金の教科書』サポートページ

2022年、税理士・CFPという立場から、お金についての本を書きました。 「教師のためのお金の教科書」明治図書 教師のためのお金の教科書 作者:佐藤 龍 明治図書出版 Amazon この本は学校の先生方のために書かれた本です。 ようやくお金教育の重要性が認知さ…

藤原清登「僕がジュリアードとバークリーで学んだこと:音楽で生きていくための51のルール」

わたしの趣味は音楽で、いまもトランペットを吹いています。 高校の頃は、今よりももっと真面目に音楽のことを考えていました。 そのときから約30年後、ふと、こんな本を目にしたので手に取りました。 僕がジュリアードとバークリーで学んだこと: 音楽で生き…

『街とその不確かな壁』村上春樹

街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 読みました。 『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』のリライトだというので恐る恐る手に取りました。というのも、『世界の終わりと~』は、『ねじ巻き鳥クロニクル』と並んで、わたしが村上春…

「料理人」と「料理研究家」の違い。あと、「悟性」をめぐって。 ー『一汁一菜でよいと至るまで』(土井善晴)

音楽の本ばかり読んでいて、少し飽きてきたので、「口直し」に読みました。 一汁一菜でよいと至るまで(新潮新書) 作者:土井善晴 新潮社 Amazon 料理は日常的にこなしています。 決してきちんとしたものではありませんが、まあ、どうにか家族が食べられるも…

『タイタンの妖女』 カート・ヴォネガット・ジュニアの時間/歴史観。

やっと読みました、カート・ヴォネガット・ジュニア。 文庫タイタンの妖女 ノーブランド品 Amazon カート・ヴォネガット・ジュニアは、これも長いこと積読状態だった作家。 何度か、何冊か手を付けるのだけど、そのたびに挫折してしまったのだが、この夏、勢…

『アメーバ経営』(稲森和夫)再読。

ずっと前に読んだ本。 思うところあり、再読した。 アメーバ経営 (日本経済新聞出版) 作者:稲盛和夫 日経BP Amazon 「アメーバ経営」とは、一技術者であった稲盛が、予想以上に大きくなった事業の経営者となったときに試行錯誤によって創り出した経営方法だ…

『六人の噓つきな大学生』 …これって、アレへのオマージュですよね?

家族に勧められたこの本ですが、いや、おもしろかったです。 寝食忘れて(といっても数時間ですが)一気に読んでしまいました。 六人の嘘つきな大学生 (角川文庫) 作者:浅倉 秋成 KADOKAWA Amazon 映画化するみたいですし、特にわたしがこの本について言葉を…

伊藤計劃2冊。『虐殺器官』と『記録Ⅰ』

これも少し前に読んだ本ですが、ここにまとめておきます。 2冊続けて読んで、すっかりお腹いっぱい。 まず、虐殺器官。 これは、以前にアニメで観たはず、なんですが、よく憶えてません。 最後のルツィアとジョン・ポールのシーンだけは何となく観た気がす…

『ロックの歴史』中山康樹、講談社現代新書、2014年

これも少し前に読んだ本。 ロックの歴史 (講談社現代新書) 作者:中山康樹 講談社 Amazon ふと中山康樹が読みたくなって、積読地帯から引っ張り出した1冊です。 1969年までのイギリス・アメリカロック史、特に両者の交流に重きを置いた本。 これも興味深く読…

『ツイッター哲学 別のしかたで』千葉雅也

この休みに読んだ本ではありませんが、少し前にこんな本を読みました。 社会人になってからは「敬して遠ざけていた」、哲学・思想の本です。 ツイッター哲学 別のしかたで (河出文庫) 作者:千葉雅也 河出書房新社 Amazon 年末年始に、ふとドゥルーズの『シネ…

古書店をめぐる冒険。 ービブリア古書道の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

本を読んでます。 今日は、以前にメルカリでオマケ感覚で何気なく買ったこの本。 ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫) 作者:三上 延 KADOKAWA Amazon 期待通りにおもしろかったです。 読むものが無い時に少しずつ読…