漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

原田マハ、一気読み。

確定申告期終了後、活字を読みたい、という欲望が止まらなかった。

 

 

去年は山田五郎氏のYouTubeチャンネルにドハマリして美術に目覚めたこともあり、原田マハ作品を一気読みしてしまった。

 

 

読んだのは4冊。

ちょうど読みたい本が手近にありました。

 

 

ゴローさんの動画で見聞きしたエピソード満載。思わずにやりとしてしまう話ばかりの短編集。

 

 

表紙にもなっているセザンヌ肖像画をめぐる話。

キレイでいい話だけど、ちょっとセザンヌを評価し過ぎじゃない?

 

 

力作! 読み物、軽いミステリーとしてもおもしろい。

でも、ルソー評価し過ぎじゃないですか?

デトロイト美術館の奇跡』のセザンヌしかり、逆張りというか、少しマニアックなコースを狙ってる感、ありませんか。

 

でも、期待して読んだこれはさすがだったね。

このブログと同じタイトルのこの小説はとてもよかったです。

 

 

ゴッホの描写、エピソードが少ないのは意図してのことでしょうね。あえてその周辺の人々を中心にした、そのコースを突くセンス、うまいなあ、と思います。

ゴッホのエピソードは、たぶん『リボルバー』で書かれるのでしょう。未読なので、これも楽しみ。

 

 

でも、次は『暗幕のゲルニカ』かな。

ピカソは大好きな画家なので楽しみ!

読まなくてはいけない本でなくて、読みたい本がたくさんあるのって幸せなことですよね。