漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

日本教育新聞様の書評に取り上げられました。

今日はうれしい報告を。

拙著『教師のためのお金の教科書』が、「日本教育新聞」様の書評に取り上げられました!

 

日本教育新聞

紙面のご紹介 | 日本教育新聞社

 

日本教育新聞は、「日本最大の教育専門全国紙」とのこと。

本を出すのが初めてなら、書評に取り上げていただくことももちろん初めてのこと。

あまりに嬉しいので、書評の全文を引かせていただきます。

 

先行き不透明な時代の付き合い方

(2022年11月7日号)

 

 金融教育あるいは金融経済教育、金融リテラシーなどの指導と理解がより求められるようになった学校教育。家庭の貧困に影響を受ける子どもの増加など、「お金」にまつわる課題は教師にも無縁ではなくなった。

 本書は、教師自身が「お金」に困らない人生を設計するために必要な知識を述べたものだが、「お金」についての理解を深めることは、そのまま前述のいくつかの課題対応にも通じる。

 「『お金の世界』を、歩く。」(1章)によっていざない、「支出を、減らす。」(2章)や「収入を、増やす。」(3章)で具体的手立てを示し、年代別に教師が今何をすべきかなどを述べながら「『お金の世界』で、自立する。」(4章)ことを目指した。

 地方自治体や国家の財政が厳しさを増す中で、「iDeCo」や「つみたてNISA」などが登場し、自衛のための手段が推奨されるなど、先行き不透明な時代への備え、「お金」とも新たなつき合い方が求められるようになっている。著者は「長期」「積立」「分散」を資産運用の基本とし、「利率5~10%の複利で増やすこと」を目標としている。

 長らく教師(公務員)の老後は比較的安泰といわれてきた。多忙な業務にあって「資産」などへの関心はそれぞれ濃淡あるだろうが、「お金の世界」の仕組みや変化などを理解しておくことは、自身のため、これからを生きる子どものためにも必要かもしれない。 (矢)

 

(矢)様、素晴らしいご紹介をありがとうございます。

限られた紙面で、過不足のない的確な素晴らしい要約です。

 

「教科書」の名のとおり、わたしがこの本で目指したのは、お金に関する基本的な事項を網羅することです。なので、FPなどのお金の専門家からすると、凡庸な内容に退屈するかもしれません。が、それはある程度狙ったところでもあります。

 

わたしは、「教科書」という名前に次の3つの意味を込めました。

(1)初心者が読んで、基本的で重要なことがわかる

(2)とりあえず、主流派の意見を採用する

(3)困ったときの方針を決定するための参考になる

(1)(2)だけでなく、重視したのは(3)。

迷ったときこそ「原理原則に立ち戻る」ことが大事。実務上でも、わたしが心がけていることです。

 

一人でも多く、現場の先生方の手に取ってもらえたら、と願っています。

それと実は、この本の反響はまだまだこれに留まらなくて・・・その話は、また日を改めて書きます。