漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

「返さなくてよい」奨学金ガイド

こんな本を見つけたので紹介しておきます。

 

大学進学のための?返さなくてよい

大学進学のための?返さなくてよい"奨学金ガイド

 

 

学生時代はわたしも奨学金のお世話になりました。

いわゆる「貸与型」の奨学金です。

しかし、貸与型の奨学金は、この貸与型は「無利子」「有利子」というタイプに分かれ、その返済問題などが最近話題になっています。

 

この本が紹介するのは、返済の必要のない「給付型」の奨学金です。

貸与型と異なり、条件を満たせば返済する必要のない奨学金です。

スポンサーは、当の入学する大学ーーこれは国公立大学、私立大学の両方ですーー、自治体、企業・公益法人など。

奨学金を受けたい/受けさせたいとお考えの方は、一度目を通されるべきです。

はっきりいって、はじめの30頁以外はDATA BOOK でして、このご時世にこんな本が出版されるなんて…と思いました。でも、こういう情報をまとめたサイトって、ありそうで無いんですよね。もちろん、各給付団体は情報発信されてるんですが、それらを横断するような横断/検索サイトは無いんです。その意味で、この本は貴重なんです。

 

最後に、今後の奨学金についての展望を引いておきます。

 

2020年度から給付型奨学金が拡充される

 2020年度から導入される高等教育無償化では、授業料減免の拡充と併せて、給付型奨学金の拡充が実施され、奨学金の確保を図ることとされている。

 2019年2月12日、政府は低所得世帯の学生に対する大学の授業料免除、給付型奨学金を拡充する「大学等における就学の支援に関する法律案」を閣議決定した(施行日は2020年4月1日の予定)。

 具体的には、国公立の大学の場合、自宅通学生が年間約35万円、自宅外通学生が約80万円、私立の大学などの場合、自宅通学性が約46万円、自宅外通学生が約91万円支給される。高等専門学校生の支給額は、大学生の5~7割となる。

 対象は年収380万円未満の世帯にまで拡充され、3段階の所得区分に応じて、住民税非課税世帯(年収270万円未満)は全額、年収300万円未満は3分の2、年収380万円未満は2分の1の額が支給される。

 

以上です。

これからの日本は、若い世代が担っていかなければなりません。

あなたたちが奨学金制度を活用し、未来の日本で活躍することを心から願っています。