今日は緊急の内容です。
先日このブログでもお伝えした「京都市中小企業等緊急支援補助金」ですが、申請書の受付期間が迫っています。
申請書の受付期間は、今週の金曜日、15日までです(消印有効)。
先日の記事の繰り返しになりますが、もう一度、この補助金の内容を確認しておきましょう。無視できない内容の支援策です。
(1) 補助対象者
中小企業,小規模事業者,フリーランスを含む個人事業者のうち,売上高が50%以上減少している方等
(2) 補助対象事業
ア 施設等の消毒や清掃衛生対策のための消耗品や備品の調達,施設の改修等に必要な経費
イ 売上向上や消費喚起に向けた事業等の実施に必要な経費ウ 販路開拓,生産性の向上,事業継続の取組等の実施に必要な経費
(3) 補助対象の事業期間
令和2年4月1日[水]~同年9月30日[水]
(4) 補助金額
ア 補助金額上限 30万円
イ 補助率
・ 直近1箇月の売上高が前年同月比50%以上80%未満減少 3/4以内
・ 直近1箇月の売上高が前年同月比80%以上減少 4/5以内
以上が先日にお伝えした内容。
ああ、これに次の項目も付け加えておくべきでした。特に申請書受付期間。
(6) 申請書受付期間
令和2年5月11日(月)〜同月15日(金)当日消印有効
(7) 受付方法
郵送のみ(料金受取人払の方法で郵送可能。※ 新型コロナウイルス感染症防止のため,持参での受付は行いません。
(8) 審査結果の通知
申請受付期間終了後に交付対象事業の審査を行い,交付・不交付決定通知書を各申請者に送付します。
受付期間のこの短さにびっくり。
今週のウィークデーの5日間しかありません。
というか、もう月曜日は過ぎてしまったので、あと4日。
……いくらなんでも、これはひどいんじゃないの? と、一瞬文句を言いたくなりましたが、ちょっと冷静になって考えてみて、これはこれで仕方がないのかもしれないな、と考えました。
わたしがそう考えた理由は2つ。
1つ目は、この補助金の交付目的が、新型コロナ対策であり、緊急であること。
消毒や清掃衛生、事業継続のための資金を数カ月後に支給しても遅いんです。
お客様と接していて感じることですが、飲食業などの現場は必死です。事業継続のための資金、もらえるものなら今すぐほしい。それが本心ですよ。
そう考えると、この申請機関の短さも納得できます。
2つ目。
これは申請するかしないかの判断にも関係することですが、この補助金は不交付の決定がある、審査がある補助金だからです。
「持続化給付金」のインパクトが強すぎて忘れてしまいそうですが、たいていの場合、補助金には審査があり、不交付のリスクがあります。いや、むしろ不交付となることのほうが多いでしょう。こういう補助金は、「コンテストに応募する」という表現がぴったりであり、いくら申請期間が短くても、応募者がそれに合わせる姿勢が必要となってきます(こういう補助金は、経済産業省管轄のものが多いです。一方で、要件を満たせば間違いなく支給されるものは「助成金」「給付金」と呼ばれることが多く、たいてい厚生労働省が管轄です)。
そう考えると、5日間というのは確かに短いものの、非常時以外でも2週間程度のものもありますし、常軌を逸した短さではないのかな、と考えました。いまの時代、必死になれば情報収集はなんとかなるものです。わたしのこのブログのようなものもありますし。
まあ、応募するなら、とにかくやるしかありませんよ。
ただ、この補助金は審査があることを忘れないでください。持続化給付金とは異なり、不交付の可能性があります。いまの緊急時に申請書作成の時間を費やしても、その努力が無駄になるリスクはあります。このことはご理解ください。
または、こういうときは専門家に頼るのも一つの手です。
当社、税理士法人 水無瀬野 でも、申請書提出のお手伝いをしております。お気軽にご連絡いただければ、もろもろご提案させていただきます。
とにかく、石にかじりついてでも、このコロナ禍を乗り切りましょう。