夏休みになりました。
水無瀬野にも、やっと遅ればせながら働き方改革(?)の影響がやってきて、今年は少し長めのお盆休み。
部屋の片づけをして、積ん読状態の本を読みます。
まずは読みかけのこの本から。
『ピアノトリオ ーモダン・ジャズへの入り口』
おもしろかったです。
ピアノは専らリスナーですが、新しい発見がありそう。
というか、チック・コリアの『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』って、やっぱりそんなにすごい1枚だったんですね。
リターン・トゥ・フォーエヴァーのアレといい、チックは「時代を変える1枚」の破壊力がすごい。
もっとも、それ以降に関しては、そこまで起爆力のある1枚は見当たらないようにも感じてしまいますが。
あ、でも『タイムワープ』はよかったですよ。
わたしがジャズを聴き始めた頃に新譜として聴いたから、多少のひいき目はあるでしょうがね。
あと、『Three Quartets』もいいなあ……って、別にチックのについての本じゃない。まあ、でも、そんな感じでずるずると考えが広がっていく本でした。
「天才ピアニスト」ゆうこりんの動画を見ても感じることですが、ジャズを深く知ろう、学ぼうと思うならば、根っこを聴かないといけない。
ピアノならアート・テイタム、エロール・ガーナー、アーマッド・ジャマル、ナット・キング・コール……。そういう視点はあまりなくて、少し後悔してるところです。
トランペットならば、奏者としてルイ・アームストロング、ファッツ・ナヴァロ、そしてなんといってもクラーク・テリー!
うん、クラーク・テリーをちゃんと聞き直そう、という気持ちになった1冊でした。
この本と一緒に、本編(?)の上下巻も買ったんです。
これも読むのが楽しみだけど、一度読み始めたら読み終わるまでかなり時間かかりそうなので敬遠してました。
でも、この休みに読み始めるのもありかな。