漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

都市伝説ではなかった! ーヨセミテ・ロード「スペシャル・セレクション」ピノ・ノワール(セブン&アイ)。

いや、噂は耳にしてましたよ。

ヨセミテ「金」にピノ・ノワールが増えたって。

これ、確か去年の2019年の夏~秋くらいに知ったんですよ。

で、すごく期待してました。

ヨセミテ・ロード、特に「ヨセミテ金」のコストパフォーマンスには圧倒されてましたから。

 

 

赤のカベルネ・ソーヴィニョンもふくよかで濃厚でおいしいのですが、なんといっても白のシャルドネが素晴らしい! 

カリフォルニアワインのいいところをうまく抽出したワインで、その漂うバニラの香りだけでうっとりしてしまうほど。数日間にわたる味の変化が楽しめるのもうれしいんです。

初年度の発売当時、すぐ売り切れになったのを覚えています。

これには「マツコの知らない世界」で取り上げられたことによる影響も大きかったと思いますが。

 

 

で、このラインナップにピノ・ノワールも加わると知って、静かに興奮してたんですよ! すごい、ピノ・ノワールが加わったら、デイリーワインはセブンで足りちゃうじゃないか! って。

 

……この3種類と、ソーヴィニヨン・ブランカープーカ、甘口は飲まないから白はこれでOK、赤は最低シラーズとメルローもほしいけど、店舗によってはイエローテイルのシラーズを置いてるからそれでいいとして、メルローは……セブンじゃないコンビニから調達して、コノスルビシクレタで我慢しようか……泡は、フレシネとかMARTINIで間に合うかな……とか。

 

 

最近のコンビニのワインは侮れません。

意外に、わたしと同じような感じでワインを済ませている方、多いんじゃないでしょうか。忙しい時期とかは重宝しますよね、ホントに。

 

でも、このピノ・ノワール去年は出会えなかったんですよ。

発売されたということは聞いていたものの、どこのセブンでも売ってませんでした。

当時は、近所のセブンはもちろん、出張などで遠くに行く際は比較的田舎っぽいところ(失礼)のセブンも覗いたのですが全滅。申し合わせたように

ピノ・ノワールだけ置いてませんでした。

もしかして、通販だけなのかな? でも通販も売り切れになってるしなあ……。

ヨセミテ金のピノ・ノワール」なんて「都市伝説」だ、そんな風に考えて諦めてました。 

 

そんな経緯がウソのように、今年はどこのセブンでも3本セットでワイン棚に陳列されてるじゃありませんか。

これは嬉しかった。

興奮気味に3本まとめて買っちゃいましたよ。

 

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この写真だったら奥の1本がピノ・ノワールですね。

ラベルが紫なのが嬉しい。

 

さっそくピノ・ノワールから試してみました。

 

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開栓し、グラスに注いで香りを漂わす……ああ、素晴らしい香りです。

健康的でありながら気品を感じる香り。この開放感はカリフォルニアならでは、といったらイメージに引きずられすぎでしょうか。しかし、このヨセミテロバート・モンダヴィは香りがいいんです。

 

肝心の味を試してみましょう。

香りを味わいながら、ひと口を口に含んでみます………うん、悪くない。

 

酸味少なめ、クセも少なめで薄く果実味が漂う、しっかりしたピノ・ノワールです。

薄赤紫の色も美しい。

ヨセミテ金のカベルネ・ソーヴィニョン、シャルドネと同様、カリフォルニアワインらしい味です。

 

ただ、このクセの無さは、もしかしたら人によっては薄くて物足りない、と感じてしまうかもしれませんね。

出汁(だし)、醤油のような苦味やなめし皮のような香りを期待されている方には物足りなく感じられることでしょう。その意味では、ピノ・ノワールの味の重層性というか、繊細さはもう一つ、と言えるかもしれません。

まあ、そんなに素晴らしいカリフォルニアのピノ・ノワールなんて飲んだことないから偉そうなこと言えませんがね、『サイドウェイ』が好きなくせに。

 

 

あ、そうそう。

セブンのこのヨセミテ金、「リミテッドセレクション」から「スペシャル・セレクション」に名前が変わったみたいですね。

 

 

カベルネ・ソーヴィニョンとシャルドネも変わらずよかったですよ。

 

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ホント、セブンのワインは 侮れませんよ。

以前にこんな記事も書きました。

 

 

図解 ワイン一年生

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