漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

金価格の高騰について。

金価格の値上がりが止まりません。

7,000円を超えたときは驚きました。

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SBI証券(8/15, 5:00)

 

経済気象台(朝日新聞 8/13)
 新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が制約されるなか、主要国の株式市場は堅調だ。しかし、それ以上に注目を浴び、史上最高値を更新し続けているのが、金の価格だ。
 背景にあるのは、世界各国の新型コロナウイルス対策だ。米連邦準備制度理事会FRB)など各国の中央銀行は、ゼロ金利政策に加え、資産購入などを通じた金融緩和策により大量のマネーを市場に供給し続けている。
 感染収束のめどは立たず、景気も長期停滞の可能性が高まるなか、低金利は常態化し、米国ですらインフレ率考慮後の実質金利はマイナスとなっている。
 マイナス金利の世界では、配当や金利を伴わない金もその弱点が薄まる。また、巨額の財政出動や金融緩和に伴う大量の紙幣増刷は、米ドルなど法定通貨の価値下落を招くが、金に代表される貴金属は地球上に存在する総量に限界があり、急激に採掘量を増やすこともできない。
 国家が流通量をコントロールできず、希少性、匿名性があり、国境を超えて通用する金の特徴は、そっくりそのままビットコインに代表される暗号資産に当てはまる。
 ビットコインには中央集権の発行体が存在せず、アルゴリズムでデジタル上での「採掘上限」が定められている「デジタル・ゴールド」だ。ビットコイン価格は金価格を追うように上昇し、7月26日に1ビットコイン=1万ドルの節目を突破した。
 金とビットコインの高騰は、裏返せば国の信用力を裏付けとするドルや円などの法定通貨が売られていることを意味する。国家に対する信頼が低下するなか、自らを守る資産運用を考えなければならない時代に私たちは生きているのだ。(慶)

株価含め、このコロナ禍で金融市場がどう動くか、まったく予想がつきません。

盆明けは市場がどう動くか、注視していきたいと思います。