昨日の続きです。
新型コロナ感染症対策の支援としては、京都府と京都市も特にアツイです。
まず、国の「持続化給付金」、そして都道府県管轄の「休業要請対象事業者支援給付金」。これはどこでも同じですね。京都府は5月7日受付開始です。
これが実にたくさんあります。とても全部の詳細は見れませんので、ざっと概観していきましょう。
まずは、「新型コロナウイルス対策企業等緊急応援補助金」という名称のもの。
業種が限定されているものから、すべての事業者にあてはまると思われるものまで。
すべて、大きい名称が同じなのがややこしい。
問い合わせや、人に伝えるときは詳細事項の補足をお忘れないようご注意ください。
→ コロナウイルスへの対応として行う設備投資や事業継続・売上向上につながる取組等に必要な経費
この書きぶりだと、ほとんどすべての事業者があてはまるような気がしますが、どうなのでしょう。募集期間調整中。
(企業グループ支援-“助け合いの輪”)
→ 宅配事業にチャレンジする飲食店
宅配事業に関する補助金で、特にグループ、複数の企業での取り組みを支援するもののようです。 今回のコロナ禍で需要が急増した宅配業をブーストさせる補助金ですね。募集締め切り8/31。募集は始まっているようです。
→ 「食の京都」の展開や国が実施予定のGoToキャンペーン
逆に、こちらはコロナ禍で急激に落ち込んだ業種を底上げする補助金。
5月中旬から募集開始予定。
→ 府内文化芸術団体が行う文化芸術活動
さすが京都! な補助金ですね。
これはすでに募集が始まっていて、しかも第3期まで予定されているみたいです。
募集締切:7月15日(水曜日)、第2期は10月15日(木曜日)、第3期は令和3年1月15日(金曜日)までを予定。
次のものも、ある意味京都「らしい」です。
→ 農林水産事業者等が行う事業継続・売上回復につながる取組等に必要な経費
上限20万円、補助率2/3のスタンダードな補助金の形式です。
リンク先は明示されていません。
そして、対抗馬がこれ。
たいてい、どこの会社でも在宅勤務導入しましたよね?
2 多様な働き方推進事業費補助金
→ テレワーク導入のための通信機器整備費等
募集締切は12月28日で、上限50万円、補助率2分の1(小規模企業は3分の2)
(企業グループは上限100万円、補助率3分の2)。
まだまだリストアップされてますが、とりあえずここまで。
【京都市】
京都市を見てみましょう。
こちらの目玉は、なんといってもこれ。
(1) 補助対象者
中小企業,小規模事業者,フリーランスを含む個人事業者のうち,売上高が50%以上減少している方等
(2) 補助対象事業
ア 施設等の消毒や清掃衛生対策のための消耗品や備品の調達,施設の改修等に必要な経費
イ 売上向上や消費喚起に向けた事業等の実施に必要な経費ウ 販路開拓,生産性の向上,事業継続の取組等の実施に必要な経費
(3) 補助対象の事業期間
令和2年4月1日[水]~同年9月30日[水]
(4) 補助金額
ア 補助金額上限 30万円
イ 補助率
・ 直近1箇月の売上高が前年同月比50%以上80%未満減少 3/4以内
・ 直近1箇月の売上高が前年同月比80%以上減少 4/5以内
これだけ読むと、国の「持続化給付金」の対象となる事業者は自動的に当てはまりそうです。だって、(2)の補助対象事業って、企業活動のほとんどすべての経費が該当しそうじゃないですか。30万円という小額ながら、いや、少額だからこそ、要件をゆるくして中小企業を救おうという、京都市の強い意志がここに感じられます。
目的はすべての被害者を救うことですが、行政はすべての被害者を把握することはできず、予算には限りがあるもの。
上記の補助金が、予算の上限に達し、いつ打ちきりになるかわかりません。
迅速な申請、対応が求められます。
これらの補助金の申請は、だいぶ簡易化され、お手元のPCやスマホで申請可能なものが多いようです。しかし、それでも手続が煩雑と感じられたり、日常業務がお忙しい方は、お気軽にご連絡ください。
該当する補助金の種類や、申請のアドバイスをご提案させていただきます。