漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

文化系

「泣きながら描く。」(荒木飛呂彦先生 インタビュー、朝日新聞 2013年 9/14 フロントランナー)

これはすごい! ずっともう一度読みたいと思っていた、『ジョジョリオン』開始直後の、荒木飛呂彦先生の朝日新聞インタビューです。年末に発掘しました!

ウンベルト・エーコを悼む。(朝日新聞 2016年3月3日)

今回も年末の整理により発掘したスクラップ記事です。 そうか、エーコ氏がなくなってもうすぐ3年になるんですね。 【ウンベルト・エーコさん追悼】和田忠彦氏 2月19日夜(日本時間20日朝)に亡くなったイタリアの作家・哲学者のウンベルト・エーコさんを悼み…

蓮實重彦先生による2014年W杯を語る。(朝日新聞 2014年 7月19日)

蓮實先生って、スポーツについてもおもしろいこと書かれてるんですよね。相変わらず、部屋の整理で発掘したものから。ずいぶん昔の記事が出てきました。サッカーに関するこのインタビュー、まさに蓮實節全開。いま読んでも面白いので全文引いておきます。瀬…

NPO法人 F. A. S. T. エクスペリエンス を設立しました。

こんにちは。 税理士の佐藤です。今日はひとつ、まじめな話をさせてください。 「財務(=Finance)」「会計(=Accounting)」「社会保険(=Social insurance)」「税(=Tax)」。それぞれの英語の頭文字をとって、わたしはこれらの分野の知識を「FAST分野の知識」と…

まだまだ続く「呉座勇一 × 百田直樹『日本国紀』」。「文化」は「政治」が安定してこそ隆盛する。

先日の呉座勇一による百田直樹氏の『日本国紀』に対する批判の続きです。とうとう4週連続。ここまで批判が続くと、ちょっと『日本国紀』を読んでみたくなりますね。

『転がる魂 内田裕也』(2) 「監督、『遺言』ってタイトルだけは勘弁して。」

昨日の続きです。 フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』で放送されたこの作品から、内田裕也氏の言葉を引いていきます。 音楽に出会ったのは中学の頃。エルヴィスに出会ったのね。ジョン・レノンと同じですよ。……何と表現したらいいか…

『転がる魂 内田裕也』(1)(フジテレビ ドキュメンタリー枠『ザ・ノンフィクション』)

その存在を去年の夏に耳にしてから、ずっと観たかったこのドキュメンタリー、やっとじっくり観ることができました。内田裕也氏を崔洋一監督が1年間密着して撮り上げたドキュメンタリー。絶対おもしろい作品に決まってるじゃないですか。

2018年を振り返って。

2018年が終わろうとしています。 今年もいろいろありました。いまの気持の備忘として、今年の重大な事件を、10個ほど書き留めておこうと思います。重大と10大を掛けているわけですね、ああくだらない。 1 税理士登録、税理士法人「水無瀬野」設立、同法人役…

年末駆け込み記事。島本町 ふるさと納税赤字 全国6位、COWBOY BEBOP劇場版放送、spotify 登録…

年末の駆け込み需要というものがあるように、ブログの年末駆け込み記事というのもあっていいはず。というか、書いちゃいます。島本町 ふるさと納税赤字 全国6位、COWBOY BEBOP劇場版放送、spotify 登録…

『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、桜庭一樹先生紹介文。

桜庭一樹先生の『ライ麦畑でつかまえて』紹介文(朝日新聞 古典百名山 46)。このアメリカ文学の古典、最後のセンテンスの意味に桜庭先生は驚愕されたそうです。

あなた、税理士に対してハードル低くなってない?

「あなた、医者に対してハードル低くなってない?」 どきり。みなさん、これ、「医者」を「税理士」にしたらどう思います?

京都 三条六角の夜。

某取引先様にご紹介いただいた忘年会、今年はこんな感じでした。2018年といえばこれですよね。

追悼 ベルナルド・ベルトルッチ監督(四方田犬彦、東京新聞 12/11)

東京新聞に掲載された、四方田犬彦先生によるベルトルッチの追悼文。先日の浅田彰先生の文章と比べてみると興味深いです。

保守とリベラル。加藤典洋先生、井上達夫先生インタビュー。

新聞のスクラップ整理の続き。 編集部の「対立軸として語られてきた保守とリベラルが、ねじれてわかりにくくなってきているようにも見える」ということば、まったくそのとおりだと思います。 この2者の寄稿、というか並列インタビュー記事、両者とも立場が鮮…

読書で生まれる時空越えた共鳴/『道の向こうの道』森内俊雄

部屋の整理を続けています。 新聞のスクラップを整理していたら、いずれ読みたいと思った書評が出てきました。 読書で生まれる時空越えた共鳴 『道の向こうの道』森内俊雄 1950年代後半に著者が過ごした大学生の時期を、自伝的に綴ったこの連作小説集は、読…

呉座勇一 × 百田直樹『日本国紀』。「知的」とは、自分の認識の限界を知っていること。

作家 百田直樹氏。不勉強にして氏の著作には明るくありません。ただ、もろもろの発言、スタンスから、わたしとは異なる立場の方だな、と考えておりました。 日本国紀 作者: 百田尚樹 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/11/12 メディア: 単行本 この商品…

ワインにおける「マリアージュ」とは? 口内調味との異同の可能性。

ワインが好きです。 といっても、好んでワインを飲むようになってから、まだ1年も経っていません。でも、今では飲むお酒はほぼ100%ワインだけです。こんなにワインを好むようになったのにはいくつか理由があるのですが、きっかけとなったのはこの本。 医者…

2018年の映画。『未来のミライ』、そして「One Cut of The Dead」!

この季節になると、どうしても一年を振り返りたくなります。 今年は大きく動いた年で、うれしいことも、悲しいこともありました。今日は、ふと目にしたこの新聞記事に触発されて、備忘録代わりに映画のことを書いておきましょう。 わたしのシネマ大賞2018 (…

税金「天国」な極楽島美術館。 税理士フジタ(2) 

税理士フジタ 2回めです。「極楽島美術館」、税理士として紹介したい話でした。あ、タックス・ヘイヴンが「Tax Haven」であって、「Tax Heaven」・「税金天国」でないことは重々承知しておりますよ、一応、税理士ですから。

なぜ、美術品が隠し財産として利用されるのか? (税理士フジタ(1))

『ギャラリーフェイク』シリーズ。今回は「文化系」と「税理士」が交わる記事です。なぜ、美術品が隠し財産として利用されるのか? フジタは税理士と間違われたこともあります。

タモリ倶楽部「坊主バンド」/MONDO GROSSO『The European Expedition』

タモリ倶楽部「僧侶バンド」の回をみて、「お経」を巧みにサンプリングしてグルーヴを生み出しているバンドを思い出しました。90年代の京都の思い出でもあります。

映画のラスト・エンペラー ベルトルッチ監督を悼む「前衛の後で、なおかくも」 浅田彰(朝日新聞 11/30から)

イタリアの映画監督、ベルトルッチ監督が亡くなりました。朝日新聞に掲載された浅田彰先生の追悼文です。固有名詞の洪水。いまの若い人々、ついてこれてますか?

金子宏教授が文化勲章受章(税理士界 第1370号から)

祝! 金子先生、文化勲章受章! 11月13日の誕生月と合わせて、本当に喜ばしいことです。税理士界 第1370号から。

山口県 宇部高専「経営情報学科」の可能性(朝日新聞 11/6から)

山口県の宇部高専。この学校、ご存知ですか? ここ、日本で唯一、経営・情報を専門的に学べる「経営情報学科」がある高専です。……その前に、高専ってご存知ですか?

ヨセミテ・ロード リミテッド・セレクション もう飲みましたか?

ワインが好きです。 といっても、真面目に呑み始めてまだ1年も経っていませんので大したことはありません。でも、飲む酒はワインだけになりました。それに従い、和食中心だった食事も洋食が増えることになりました。 そんなにお酒は強くないのですが、ワイ…

三田村館長の下僕! いや、館長の奴隷ッ!! 『ギャラリーフェイク』変態編。

「ああいう優等生美人が眉をひそめたり、冷たい目で見下したりするのを見ると……なんともいえないエロチシズムを感じるんですよ。」(フジタ談)いや、男ってそういうところありますよね、わかるわかる。

ご当地ワイン 新たな名前で

日本ワインのラベル表示の基準が厳格化されました。ワイン好きとしては、わたしはこれを評価します。それと、朝日新聞って、紙媒体とデジタル媒体で記事内容異なるんですね。

Love Goes Marching On。佐山雅弘氏 死去に寄せて。

ジャズ・ピアニスト 佐山雅弘氏が亡くなりました。佐山さんの活動が幅広いのは重々承知ですが、わたしにとっては佐山さんは PONTA BOX。ご冥福をお祈りします。Love Goes Marching On。

フジタは巨乳派? 貧乳派? ー『ギャラリーフェイク』「変態編」予告

「フジタだったら 巨乳と小乳ーーどっちが好み?」今回は『ギャラリーフェイク』「変態編」の予告のようなもの。よくも悪くも「文化的」とは「変態であること」と同義といえませんか。

男は引き際、らしいです。『ギャラリーフェイク』「男と女の格言」編。

前回に引き続き、今回も『ギャラリーフェイク』について。今回は「『男と女』に関する格言」編です。「 男にはね、勝ち目がなくても挑戦しなくてはならないときがあるんですぜ」