漂えど、沈まず。

文化系税理士 佐藤 龍 のブログです

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『タイタンの妖女』 カート・ヴォネガット・ジュニアの時間/歴史観。

やっと読みました、カート・ヴォネガット・ジュニア。 文庫タイタンの妖女 ノーブランド品 Amazon カート・ヴォネガット・ジュニアは、これも長いこと積読状態だった作家。 何度か、何冊か手を付けるのだけど、そのたびに挫折してしまったのだが、この夏、勢…

『アメーバ経営』(稲森和夫)再読。

ずっと前に読んだ本。 思うところあり、再読した。 アメーバ経営 (日本経済新聞出版) 作者:稲盛和夫 日経BP Amazon 「アメーバ経営」とは、一技術者であった稲盛が、予想以上に大きくなった事業の経営者となったときに試行錯誤によって創り出した経営方法だ…

『六人の噓つきな大学生』 …これって、アレへのオマージュですよね?

家族に勧められたこの本ですが、いや、おもしろかったです。 寝食忘れて(といっても数時間ですが)一気に読んでしまいました。 六人の嘘つきな大学生 (角川文庫) 作者:浅倉 秋成 KADOKAWA Amazon 映画化するみたいですし、特にわたしがこの本について言葉を…

伊藤計劃2冊。『虐殺器官』と『記録Ⅰ』

これも少し前に読んだ本ですが、ここにまとめておきます。 2冊続けて読んで、すっかりお腹いっぱい。 まず、虐殺器官。 これは、以前にアニメで観たはず、なんですが、よく憶えてません。 最後のルツィアとジョン・ポールのシーンだけは何となく観た気がす…

『ロックの歴史』中山康樹、講談社現代新書、2014年

これも少し前に読んだ本。 ロックの歴史 (講談社現代新書) 作者:中山康樹 講談社 Amazon ふと中山康樹が読みたくなって、積読地帯から引っ張り出した1冊です。 1969年までのイギリス・アメリカロック史、特に両者の交流に重きを置いた本。 これも興味深く読…

『ツイッター哲学 別のしかたで』千葉雅也

この休みに読んだ本ではありませんが、少し前にこんな本を読みました。 社会人になってからは「敬して遠ざけていた」、哲学・思想の本です。 ツイッター哲学 別のしかたで (河出文庫) 作者:千葉雅也 河出書房新社 Amazon 年末年始に、ふとドゥルーズの『シネ…

古書店をめぐる冒険。 ービブリア古書道の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

本を読んでます。 今日は、以前にメルカリでオマケ感覚で何気なく買ったこの本。 ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫) 作者:三上 延 KADOKAWA Amazon 期待通りにおもしろかったです。 読むものが無い時に少しずつ読…

夏の小旅行。青春18きっぷと、「ジョジョ的」地球の歩き方。

青春18きっぷは、学生の頃によくお世話になりました。5回全部を使い切ることはほとんどなかったけど、それでも割安に帰省できました。 ところで、こんな本をご存じですか? 大阪駅から行く青春18きっぷの旅2024 (LMAGA MOOK) 京阪神エルマガジン社 Amazon …

『ピアノトリオ ーモダン・ジャズへの入り口』マイク・モラスキー、岩波新書(2024)

夏休みになりました。 水無瀬野にも、やっと遅ればせながら働き方改革(?)の影響がやってきて、今年は少し長めのお盆休み。 部屋の片づけをして、積ん読状態の本を読みます。 まずは読みかけのこの本から。 ピアノトリオ──モダンジャズへの入り口 (岩波新…